癌の医療の進歩。目を見張るほどの進歩があります。二人に一人ががんになる、でももうじき二人に一人は治る時代。ただ、治っても別な癌になることもありますね。今までの経験から、がんについて思うこと、情報を紹介したいと思います。

敵を知り、己を知らずんば百戦危うからず

がんの患者の手術をしてきた私にとって癌は敵です。
倒さなくてはならない敵なのです。
癌と闘うな、といった類の本もありますが、
やはり私にとって癌は倒さなくてはならない敵なのです。

「敵を知り、己を知らずんば百戦危うからず」と言う 
孫子 のことわざがあります。
ですから、まず行わなくてはならないのは、敵を知ることです。
自分がどのような癌にかかっているのかを知らなくてはなりません。

この癌はどのような特徴があるのか。
これからでてくると考えられる症状は何なのか。
自分のどの位進行しているのか。
その状態ではどのような治療法があるのか。
一般的な効果はどうか。
予後はどうか。等々、知りたいことはたくさんあると思います。
主治医から色々と病気のことをこれから聞いていくことになると思いますが、
かなかそれだけで納得がいくだけの説明が得られるとは限りません。
もちろん主 治医から説明を受けて、全ての疑問が解決できればいいのですが、
我々医者の言葉自体、なかなか難しくて理解できないという人もいます。
つい我々は専門的な 言葉を使ってしまったり、
病院ではあまりに普通で常識的な事が、
患者にとっては今回が初めてで常識でも何でもない、
というそれこそ常識的だとおもえること さえ忘れてしまったりします。


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